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コスタリカのクリスマス  ! Feliz Navidad ! 

 !Feliz Navidad !  Merry Christmas!  メリークリスマス!

私達日本人にとって、クリスマスのイメージとはどんなものでしょうか?
大きなクリスマスツリーにたくさんの電飾と飾り物をつけて、サンタクロースがそりにのってプレゼントを運んでくれる。あたたかい部屋で家族そろって豪華な食事とクリスマスケーキを食べる。レストランで恋人と2人きりの時間を過ごす・・・こんなところでしょうか。
もともとクリスマスは、イエス・キリストの降誕を祝うキリスト教の行事ですが、その祝い方は国によって大きく違うようです。
ここでは、多くの問い合わせがありました「コスタリカのクリスマス」についてご紹介します



コスタリカのクリスマススタイルは「マンゴーご飯」

まず、コスタリカの文化は、植民地時代のスペインの影響と独立後のアメリカの影響を強く受けている国です。
コスタリカのクリスマス様式もスペインの影響を強く受けた伝統的なものに、アメリカ的な文化がミックスされた独特なもののようです。
コスタリカでは全く異なったものの組み合わせをあらわす言葉で「Arroz con mango」、ご飯とマンゴーという表現が使われます。
コスタリカのクリスマスはまさにマンゴーご飯といえるでしょう。

スペインからの影響 アメリカやその他の国からの影響
多くがカトリック教徒からなるコスタリカでは、イエス・キリストが降誕する際の様子を表した「Portal」(ポルタル)という飾りを作ります。これはスペインからの影響。12月はじめ頃に家族で作り、その作成の過程は、家族の楽しみでもあり、コスタリカのいいところでもある家族の絆を深めるのに一役買っているようです。
上記の伝統的なクリスマスとは少し異なり、イベント的要素が強いものがあります。私達日本人もアメリカやその他の国からの影響は大きいですね。クリスマスツリーを飾り、イブの夜に七面鳥を食べて、夜靴下をつるし、サンタクロースがプレゼントを入れてくれるというものです。
コスタリカでも日本同様、これらの文化の影響を強く受けています。
デパートに行けば、サンタクロースがいて、大きなクリスマスツリーが飾ってあり、クリスマスグッズで溢れています。。
もともと、サンタクロースはアメリカで生まれたキャラクター、クリスマスツリーはドイツが発祥だといわれています。


クリスマスの飾りつけ

クリスマスの飾りつけは、クリスマスツリーやリース、そしてPortal(ポルタル)、イルミネーションなどがあります。
Portal(ポルタル)以外は、ほとんど日本と同じような飾りつけです。

クリスマスツリー、リース
クリスマスシーズンになると、道端でも様々な大きさのツリーの木、リース(杉です)が売り出されます。コスタリカでは、プラスチックのイミテーションを使う場合もありますが、ほとんどの家庭で本物の木を使用してクリスマスツリー飾り付けをします。
その大きさは、背の高さを超える2 mほどの大きなものから、室内用で30 cm程度のものまで様々です。値段は、比較的安く、ツリー~4,000円程度、リース~100円程度。ちなみに、12月の1週目の週末を過ぎると価格が半分くらいになりますのでねらい目です。
飾りつけは、電飾、かわいらしい人形達だけでなく、キャンディーなども一緒に飾られます。クリスマスが終わるとそれらが子供達の手へ。
使い終わったツリーは、残念ながら焼却処分されるようです。

コスタリカのクリスマスに欠かせないPortal(ポルタル)
Portal(ポルタル)は、イエス・キリストが降誕する際の様子を表したものです。キリストが誕生した馬小屋とマリア様とヨハネ(コスタリカではホセといいます)、訪れた3人の博士たちの人形を配置します。ツリーとは別に、いろんな色のついた木のくずや、マリアやヨハネたちの人形を飾って作ります。
本来はカトリック教徒の習慣です。コスタリカには「教会には通わないが一応カトリック教徒」というコスタリカ人も少なくなく、敬虔なカトリック教徒でなくてもこのPortalだけは作るという家族が多いようです。
伝統的にはマリア、ヨハネ、キリスト、訪れた3人の博士たちの人形だけなのですが、コスタリカのPortal(ポルタル)ではとくに関係のない置き物も、にぎやかに置いていくのが主流です。動物、昆虫、人物、車に飛行機。置き物はなんでも自由。子供たちは自分のイメージをどんどん膨らませ、自由にストーリーを作りながら飾っていきます。
コスタリカではクリスマスツリーとこのPortal(ポルタル)を一緒に飾る家庭が多く、上記に述べたようにまさに「マンゴーご飯」というわけです。

コスタリカ流Portal(ポルタル)の作り方
箱を凹凸にに並べて、 箱の上に紙を敷きます。上手に箱を隠しましょう。 木材や苔で仕切りを作り、 木材を細かくしたものに色をつけた粉を用意して、 仕切りごとに色分けしながら敷いていきます。
いろどりよく敷いたら、次はお待ちかね、置物を置いていきましょう。 まず重要人物から。ポイントは博士たちを馬小屋から遠くに置くこと。 いろんな仲間も増えて、にぎやかにになってきました。 Portal(ポルタル)完成! クリスマスツリーとの相性もばっちり♪


さて、このクリスマスまで、まだ「ninito dios ニニート・ディオス」(赤ちゃんのキリストという意味)は誕生していません。
25日の午前0時までしまっておいて、25日になったと同時にPortalの馬小屋の中に置きます。誕生を再現するのです。
写真左がニニート ディオス。右は、25日を想定して飾ってみたところ。
  

小話
コスタリカでは、マリア様とヨハネ、キリストの人形を、家を持っていない家庭に「いつか家が持てますように」と、願いを込めてプレゼントする習慣があります。この人形たちをもらった家庭は、家が持てるまで、毎年のクリスマスにそれらをずっと飾ります。そして家を持つことができたその時は、また家を持っていない家庭にその人形をプレゼントする、そういった習慣があります。
実は私たちもアパート暮らし。今年の12月に仲の良いコスタリカの家族から、この人形たちをいただきました。いつか家が持てますようにと・・・。私たちも、いつか家を持って、また次の家庭にこの人形たちをあげられるよう、がんばります。


イルミネーション
12月に入ると、ショッピングモールなどをはじめに、各企業、店舗も、きれいなイルミネーションで包まれます。
町ははクリスマス一色に。イルミネーションが、クリスマス気分を盛り上げてくれます。
また、多くの家でも、きれいな電飾が家を飾ります。家ごと飾るお家から、玄関に小さく飾ったり、窓だけ、または室内のみ、と各家庭で様々です。貧しい家庭でも子供達の喜ぶ顔が見たくて、小さくても何らかの飾り付けをしているようです。
ツリーのイルミネーションで有名なのは、子供病院の大きなツリー。毎年大きなクリスマスツリーのたくさんの電飾が飾られます。その電球の数32,000個。また、子供博物館でも7,000個の電球が飾られます。


とっても重要!クリスマスプレゼント
クリスマスプレゼント
プレゼントは夫婦で、親から子供へ、そして恋人同士で。みんなそれぞれにプレゼントをします。
親から子供へのプレゼントは、アメリカなどのようにツリーの下に置く場合もありますが、コスタリカではとんど枕元におくようです。
そして、日本の幼い子供たちが信じるように、コスタリカの子供たちも、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるのを信じているのです。
欲しい物も、日本の子供たちと同じ。自転車にTVゲーム、おもちゃなどなど。大人の欲しい物も同じです。
サンタクロースの来る24日の夜には、サンタクロースへの手紙と、サンタクロースのために牛乳とクッキーなどを置く習慣があります。たくさんの子供たちの家を回るサンタクロースへ「おつかれさま。ありがとう」のおもてなし、といったところでしょうか。
もちろん子供たちへのプレゼントは、サンタクロースからではなく親からですが、この親からのクリスマスプレゼントは、コスタリカなりの比較的高級なものをあげる傾向にあるようです。
さて、何かと悩んでしまうのが、コスタリカでクリスマスパーティーに招待された時。
パーティー好きのコスタリカ人です、招待されるのは1つや2つでは終わりません。そのときは、招待してくれた家族にひとつ(料理などの差し入れでも可)、子供がいれば、子供達にひとつずつ、プレゼントを用意するといいそうです。


サラリーマンにもクリスマスプレゼント?
12月は、aguinaldo(アギナルド)と呼ばれるボーナスが支給されます。これは、法律で定められたもので最低給料1ヶ月分が支給されます。
アギナルドが支給された日以降は、町中買い物客で溢れます。
もちろん、泥棒もそのことを良く知っているので、12月の外出は特に注意が必要。物騒な時期ともいえます。



クリスマスの料理
伝統的なクリスマス料理
Tamal(タマル)
コスタリカの伝統的なクリスマス料理は、バナナの葉っぱで包まれたTamal(タマル)呼ばれる料理です。
作り方はちょっと複雑で大変な作業。クリスマスには家族総出で手伝って、パーティーのためのお客様にふるまうためにも、たくさん作るそうです。
作り方を簡単にいうと、とうもろこしの粉を油で練り上げ、中に、米、じゃがいも、豚肉、鶏肉、赤ピーマン、にんじん(家庭によって異なる)などを入れて1つにまとめます。それをバナナの葉っぱで包んで、麻のひもでくくり、蒸す。というものです。
見た目は、まるでチマキのようです(写真)。 作り方は今度、食生活のコーナーで紹介します。


クリスマスシーズンになると、どの家庭でも手作りのタマルを作って皆をもてなします。どの家庭も「うちのが1番」と言わんばかりに。日本で言う「手前味噌」ですね。
ですから、この時期は、どの家に招待されてもタマルしかご馳走になれません。
興味深いのは、この時期、みんなでタマルを作るので、バナナの葉っぱをはじめ、赤ピーマンなどタマルに使う食材の値段が一気に跳ね上がること。
バナナの葉っぱは使わないとしても、赤ピーマンや豚肉などの値段が上がると、そのような習慣がない私達外国人にとっては、非常に困ったものですが、仕方のないことです。

このタマル、お味のほうは、作る人・家庭によって大きく違います。
そのことを良く知ってるコスタリカ人は、勧められたら必ず「お腹が空いてないから少しでいい」と答えます。
そして、もし自分の好みのタマルだった場合。「もっと食べる?」と勧めらると、おかわりしてしまうという、なんともみていて面白いものです。
余談ですが、食べた人がタマルの味を気に入ったか気に入らなかったか、以下の行動からヒントになることがあります。
もし、美味しくないタマルに出会ってしまった場合、多くのコスタリカ人が「サルサ・リサーノ」というソースを要求します。
「コスタリカの味」といえる魔法のソース。リサノ社の、通称「サルサ・リサーノ」。
ちょっとカレー味がして美味しいソースです。
何にかけても良くあうし、まずい食事もたちまちソース味になって美味しくいただけてしまう魔法のソース。
美味しいタマルには、ソースは必要ないのです。
こうして、コスタリカ人はこのタマル地獄ともいえる戦いを乗り越えるのです。あくまでも一論です。


Queque Navideno(ケケ・ナビデーニョ)

クリスマスケーキです。
日本では生クリームのイチゴのケーキやチョコレートケーキなど、生のケーキが人気ですね。そのほか、見た目には地味ですが、日持ちのするドライフルーツとリキュールのバターケーキも売られています。
コスタリカはこのドライフルーツとリキュールの入ったバターケーキを各家庭で作ります。これが、コスタリカのクリスマスケーキの主流です。日本ではシュトーレンという名前で売られているケーキとよく似ています。このケーキはドイツ発祥のケーキですが、ほかにもドライフルーツの入るケーキはヨーロッパの各地で作られていますので、これもコスタリカ独自のものというより、他国からの影響が大きいようです。


コスタリカの習慣・イベント
コスタリカの習慣
各家庭でクリスマスの飾り付けが完成しだす頃、近所の子供たちは、各家庭をまわって、玄関や飾りの前でクリスマスソングを歌います。歌が終わると、その家庭は子供たちに、お礼のジュースとお菓子をご馳走します。そうして子供たちは、また次の家へ行き、各家庭で歌を歌い、お菓子を食べるのでした。ハローウィンの習慣に似てますね。でも最近は、悲しいことながら物騒な事件が多いので、あまりこういったような他人同士の交流は少なくなっているようです。
また、外で「バンバン!!!」と大きな音がよく聞こえるようになります。これは、クリスマスを祝って、若者たちが爆竹を鳴らす音。以前は子供もやっていたそうですが、爆破の失敗による事故で手足を失う子が多く出たことから、今では、未成年の爆竹の購入は法律で禁止されています。
音もうるさいですし、危険なので、あまり評判の良くない習慣のようです。


イベント
「Festival de la luz」(フェスティバル・デ・ラ・ルス)
元コンサルティング会社に勤めていた友人「イリアナ」のアイデア。
サンホセ市役所が「サンホセのイメージアップを」と考えていたときに彼女が提案したのきっかけで生まれた電飾のお祭です。
コスタリカ銀行やコカ・コーラなどの各企業が、たくさんの電飾をつけた車で町を通ります。主にクリスマスをテーマにした電飾が多いです。
そのほか、たくさんのブラスバンドがクリスマスソングを弾きながら、通りを練り歩きます。
観客も大勢。道も封鎖されますので、警察もたくさん出ます。
コスタリカの子供たちは毎年この時期になると、このお祭りを楽しみにしています。
今年はこのお祭りが誕生して10年目。いっそう盛り上がったようです。


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