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月桂樹について

和名:
月桂樹(げっけいじゅ)
英名:
Bay laurel (ベイ ローレル。スペイン語ではlaurel(ラウレル)といいます。
学名:
Laurus nobilis
laurusはラテン語で「ほめたたえる の意味をもっています。この小枝で作った月桂冠が、オリンピックで勝者がかぶる冠です)。くすのき科で常緑樹。原産は地中海沿岸。


コラム:ギリシャ神話より

音楽と医療をつかさどり、太陽の神でもあるアポローンが、川の神の娘ダフネーに恋をします。でもダフネーはその気持ちを受け入れられず逃げますが、逃げ切れずに姿を木に変えました。その木が月桂樹なのです。その娘を失ったことを悲しむアポローンは、それ以来月桂樹で作った冠をつけ、自分のシンボルにしたといわれています。
古代ギリシャのオリンピックでの勝利者には、この月桂樹でつくられた冠がおくられました。
また、月桂樹の葉を枕の下にしいて眠ると、素晴らしい正夢を見ることができると言われています。


 コスタリカ木工職人―アドゥリアン(Adrian)

 やっと私たちのわがままを聞いてくれる職人が見つかりました。「アドゥリアン72歳」。


                           
プロローグ-きっかけは「商品へのこだわり」


「フローラの原画をきれいな額に入れたい」。とても単純な欲求からストーリーは展開していきます。
戦いは「常識」への挑戦から始まります。

日本で当たり前のことが、コスタリカではそうではない。そんなことはよくあります。
この額もそのひとつ。
お土産屋さんで売っているきれいな絵の額は、裏がテープで貼られた簡素なもの。
ちゃんと留め金のついた、いつでも自由に中身を出し入れできる額を探せど中国製の作りの甘いものばかり。
フローラの絵をどうしてもきれいな額に入れたい!と強く思った私たちが出した結論は、
「自分達で設計したものをコスタリカの職人に作ってもらう」というものでした。
それからというもの、わたしたちはあちこちへ足を運び、額屋を訪ねては交渉し、訪ねては交渉し、を繰り返してきました。
しかし、私たちの求める額は、彼らには理解するのも、作るのも、とうてい難しいものでした。

あるとき、私たちの住むエレディアに、いい腕の木工の職人がいる、という情報を得て、訪ねてみることにしました。



アドゥリアンに会いに




そこはお店ではなく、1軒のおうち。
そして出てきたのは・・・おひげのステキなおじいさんです。
家の中に案内されると、美しい木工の作品がたくさん飾られていました。
美しい額もあります。
聞けば彼の家の中にある、木で出来たものは全てアドゥリアンが作ったものだそう。
全て彼の手自身で作り出した、温かみのある素晴らしい作品ばかり。


いろいろお話をうかがってみました。
美術の先生など、いろんな仕事を経て、今一人、自宅で木工の仕事を始めて25年。
もともとは絵の勉強をしていて、絵を描く仕事もしていたのだとか。
言われてみれば、絵もたくさん飾ってあります。どれもステキな絵ばかり。
この仕事をするまでは、木のおもちゃを作る工場で働いていたこともあるそうです。


とにかく「木」が好き。
アドゥリアンのお父さん、2人のお兄さんも建築家で、みんな木に携わった仕事だったそうです。
だから木は、アドゥリアンにとって幼い頃からずっと身近にあったのです。
 
  


アドゥリアンの仕事場


もともとオフィスは嫌い。一人、単独でもくもくと仕事をするのが好き。
そして、仕事をするのが何よりも大好きなんだとか。

アドゥリアンの工房は、整理整頓されていて、物の居場所がちゃんと決まっているから、道具も木も、居心地が良さそう。
・・・年季の入った道具たち。
・・・今か今かと出番を待つ、小さな木材たち。
小さな木も、大切にとっておいて、あとで何かに必ず使います。
どれもアドゥリアンに、大切に大切に扱われているのがわかります。

「いい仕事をするには、いい素材でないといけない。そして、いい道具を使わないといけない」
と話すアドゥリアン。
いい素材でいい道具を使って、きちんと作品にすることにこだわる。
そして、買ってくれたお客様が気に入ってくれることが、何よりも1番だと言います。


もくもくと仕事をするアドゥリアン


かわいらしい表情の木馬(頭の部分)。 今か今かと出番を待つ、小さな木材。





                           

「こだわりの額」誕生


「この人なら頼めるかも知れない」。私たちは思いました。
そして私たちはたくさんの話しをします。
フローラの絵のこと、私たちのイメージ、そして額のこだわり。

私たちの額へのこだわり
1:フローラのきれいな色使いを邪魔しない、シンプルなデザインに。
2:天然の木の色の良さを生かしたいため、色は加えず簡単な光沢のみの仕上げに。
3:フローラの絵を、好きなところに飾れるよう、壁掛けでも卓上でも対応できる作りに。
4:額はいつでも自由に中身を出し入れできる設計に。

そしてアドゥリアンは、私たちの要求に答えて、素晴らしい額を作ってくれました。
1つずつ・・・心を込めて・・・。
今、「コスタリ館」に登場している、あの額です。
シンプルなデザイン、天然の木の良さが生かされている色合い。
壁掛けでも卓上でも使えて、日本の額と同じように、中身はいつでも変えることができます

たくさんの試作品の中から選ばれた素材は、「月桂樹」。
風合いが素晴らしく、フローラとの絵の相性もすごくいいのです。

         
1つずつ1つずつ・・・
   
心を込めて・・・  


                           
月桂樹「ローリエ」を使うわけ

こだわりの素材「月桂樹」。

アドゥリアンも私たちも、こだわってこだわって、やっと「月桂樹」を選びました。
月桂樹といえば、日本で一般的に知られているのが、料理で使われる葉っぱですね。。
木の部分を木材としては馴染みが少ないと思いますが、ここコスタリカを含む中米では、家具などにも使われる素材なんです。

さて、どうして私たちは「月桂樹」を選んだのか。
理由は3つ。
1つ:月桂樹は日本原産の杉などとはまったく違う雰囲気を持っています。この自然の風合いを、ぜひ日本のお客様に感じでもらいたい。
2つ:古代ギリシャでは、オリンピックの勝者に与えられる月桂冠にもあるように、「勝利」や「栄光」のシンボルとして知られています。このいい素材を使った額が、お客様の側にいつもあることで、幸せが舞い込むようにと願いを込めて。
3つ:やはり額の素材として、美しいため。フローラの絵との相性もいいですが、どんな絵をいれても、とてもしっくりくる素材だから。


素顔のアドリアン


アドゥリアンは、あまり多くを語らない人です。
私たちと仕事上の話をしたりするとき、必要最低限のことだけを話し、変に私たちの機嫌をとったり、余計な世間話なんてしません。
見た目にもちょっと怖そうで、はじめは「難しい人かな・・・」と思いました。
でも付き合っていけばいくほど、アドゥリアンの人の良さがわかってきました。
一緒に散歩に行ったときのことです。
会う犬会う犬に、「おいで、おいで」と声をかけるアドゥリアン。
・・・???最初聞いたときは、違う人が言っているのかとおもったほど。
いつも無口で静かな人なのに、びっくりしました。
また、日本のスズメのような存在の小鳥「コメマイース」という鳥が2匹、チュンチュン歩いています。
コスタリカの人ですら、私たちですら、気にもとめないような見慣れてしまった鳥。
アドゥリアンは腕を組み、「いやぁ・・・2匹でいるよ、夫婦かな。かわいいなぁ。本当に、かわいいなぁ・・・」
いなくなってしまうまでずっと、愛情の溢れた瞳で見つめています。

そして植物も大好き。
雑草にも小さな花が咲いていれば、感動。
おもしろい植物があれば、また感動。
声は大きくないんです。静かに、でも本当に嬉しそうに喜んでいます。
動物がいれば優しく声をかけ、鳥がいればいなくなるまで見つめ、小さな花にも語りかけ、また語りかけ・・・。
こうして2時間をゆうに超える散歩は、アドゥリアンにとって、大切な大切な時間です。

その素顔は、無垢で、繊細で、優しくてあたたかい。
とてもほほえましい、アドゥリアンなのでした。



アドゥリアンの作品


アドゥリアンの家で見つけた作品です。家の中はいろんな木でいっぱいで、とても落ち着きます。
いつか、額だけではなく、アドゥリアンの作品をみなさまにお届けできるかもしれません。

ベランダにある鳥かご たくさんの絵 玄関にある作品
おしゃれに飾られた壁 ドン・キホーテ! 台所の棚もすべて手作り


「こだわりの額」が完成した後、かわいい小物達を入れる「小箱」もお願いしました。
額同様、何度も何度も打ち合わせをして、試作品を作り、私たちのイメージ以上の素晴らしい作品に仕上げてくれました。
小物をお買い上げの際は、ぜひ合わせてお買い求め下さい。
小物とのコンビネーションは最高です。
一人でもたくさんのお客様にお買い上げいただきたく、値段はとってもリーズナブルに設定してあります。
額や小箱だけの販売だと利益が全くでないので、原画と小物を買っていただいた方のみへのご提供とさせていただいています。


プロフィール


Adrian Ramirez Madriz

72歳。
美術教員、木のおもちゃ屋、靴屋、画家などの職業を経て、この道50年。
3人の息子さんはそれぞれ独立し、今は奥様と2匹のワンコ、1羽の小鳥の5人家族。
動物と植物、そしてクラシック音楽が大好き。
声も低く、静かに話す落ち着いた人。実は照れ屋さん。
一見怖そうな人かと思いきや、人にプレゼントするのが大好きで、いつもその人にあったオリジナルの木工品を考え、手作りして贈るのが趣味(奥様よりお聞きしました)。





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