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都会生まれの田舎育ち

 オリジナルの絵にこだわるコスタリカ人作家 フローラ(Flora)
●もう1人の作家
「アドゥリアン」
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 太陽に月、動物や魚たち。そして、魅力のある色使い。
自然をテーマに、自由な発想をそのまま作品にしていく彼女は、どんな所に住み、どうやって作品を生み出しているのでしょう。
彼女の作品に惚れた管理人が、彼女の魅力を語ります。


                           
フローラの住む町「プリスカル」(Priscal)

スタリカの首都サン・ホセから、南方へ車を走らせること1時間。
クネクネの山道を走り、原住民の住むキティリシーという村を抜けると、そこはほとんど手付かずの自然に囲まれた町「プリスカル」。
フローラの住む町です。
ここには、彼女の作品のモチーフとなる、トゥカン(オオハシ)、ハチドリなどの野生動物のほか、作品の原料となる植物の葉っぱ、小石などが溢れています。
サン・ホセの都会とは違い、緑の多さに圧倒されます。
空の青さ、空気の澄みぐあいといったら、感動もの。
少し高台のところでは、太平洋が望めます。















    
女の住む「プリスカル」からすぐ。
「バルバコアス」と呼ばれる村に小さな古い教会があります。

彼女が私達に「ぜひ紹介したい場所」
と、連れて行ってくれた所。
彼女はこの教会の古い物たちに、とても心惹かれるそう。

床のタイルの模様、静かに人々を待つ椅子、
そしてあたたかい光を放つステンドグラス。

何かを語りかけてくるよう。

       
ローラの自宅へ。
日差しの良く入る、こじんまりとしたおうちです。
家の前の青いビニールシートには、コーヒーの実がたくさん・・・。
自分たちで豆を摘んできて、干しているところなんだとか。
フローラが言います。
「自分たちで豆を摘んで、焙煎して、挽いて。とってもおいしいの」
毎年、自家製コーヒーを作るのは彼女にとっては普通なこと。

でも私たちにとっては、とても羨ましく、贅沢なことに思えます。

彼女の大切な物が、少しずつ見えてきた気がします。


                           
フローラの作る作品


トゥカンのキーホルダーと、
木製の壁掛け。
いろいろな表情の小石。 キャンドルたて。
魚さんがくるくる。
大きな木製の壁掛け。
モチーフは先住民族。
ブタの貯金箱。ところせましと
絵が描かれている。


ローラの作る作品には、不思議と元気をもらえる何かがある。そんな気がします。
彼女がモチーフにするのは、コスタリカで有名なトゥカン(カラフルで大きなくちばしを持つ、おおはしです)、
お魚、花に太陽など。すべて自然に関係するもの。
そして何よりも、目を引く色使い。元気な色がいっぱい。
見ているだけで、元気をもらえそうな物ばかりです。
作品は、一気に仕上げないのだとか。
ある作品を途中まですると、今度は違う作品を手がける。
その間にイメージを膨らませながら、またもとの作品に戻る。
こうしてFloraのアトリエには、作成中の作品が、今か今かと自分の順番を待って並んでいます。
これが、Flora流。
例えば写真左上の木製の壁掛け。
トゥカンのお腹に魚が描かれているのは、フローラの頭の中で完成したデザインを具現化しただけのことなのです。

まだ未完成の作品。


                           
Floraの視線

loraが愛するもの


ワンコ。
道端でガリガリに痩せて、毛も全くない状態で出会いました。
フローラは連れ帰り、一生懸命世話をして愛情をかけ、今となっては毛も生えてたくましくなったこと。
庭先にあるたくさんの鉢植え。
高価でも華美でもない、素朴で自然みあふれる鉢植えたち。
猫ちゃんも、ワンコと同じような
境遇でした。
ちょっぴり太めの猫ちゃん。
たっぷり愛情を受けたんだね。
庭へ向かう小道。
なんだか懐かしい雰囲気。
庭にあるバナナの花。
美しいピンク色。
フローラは鳥も大好き。
アトリエから見える庭の中心に、木の切り株が。
Floraはそこに鳥たちの為の
水やくだものを置き、来る鳥たちを見ては、心を和ましているそう。
アトリエ。
仕事をする為の明かりは、
すべて「自然光」。
電気の明かりはありません。
その場所は、やわらかい光に包まれていました。


Floraのプロフィール


lora(フローラ)。スペイン語で「花」を意味するFlor(フロール)に由来する。
いつも笑顔の彼女。
サン・ホセ中心部に程近い「グァダルーペ」という町で生まれる。
「昔はグアダルーペも自然に溢れた田舎の町だったのに・・・」
と残念そうに語る彼女。
首都近郊の都会化に伴い、生活の拠点をプリスカルに移す。
ご主人と3人の娘さん、ワンコと猫ちゃんの、5人と2匹家族。
今では、すっかりここの生活に慣れてしまい、両親に会いに「グァダルーペ」に帰ると、たくさんの人と車で、頭が痛くなるそう。
彼女の繊細な仕事は、自然に溢れたプリスカルだからこそ可能なのですね。
サン・ホセにあるデザイン学校で基礎を学んだあと、本当に自分の描きたいものを探してうん十年。やっと今のデザインにたどりつきました。
それがオリジナリティにあふれた、彼女の自由な作風に表れているのです。


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